介護保険住宅改修について
老化や病気などで歩行が困難になり、転んだり、つまづいたりすることがあります。
また、それが原因で骨折し、寝たきりになるのも珍しくありません。
そこで、介護の必要な方のために、手すりをつけたり、床や玄関、浴室のすべり具合を改善したり、トイレを洋式にかえたりする、介護保険住宅改修があります。
つまり、介護される方が使用する場所の改修となるのです。
介護保険制度を使用した住宅改修費用は一律1人あたり20万円まで、1割の自己負担と決められています。
1度で全額使わなかった場合は分けて使うことも出来るのですが、足りない方もいらっしゃるでしょう。
対象者は、要支援、要介護度1〜5の方です。
また、介護度が3つ以上上がった場合や、引越しの場合は新たに20万円まで支給されます。
が、増改築の場合は適用されません。
動くことが困難になってきたときは進んで使用したい制度です。
また、他にも利用したい制度が色々ありますので、知っておくと便利です。
介護保険住宅改修について関連ページ
- 介護保険の医療費控除
- 年間の医療費が10万円を超えたり、総所得の5%を超えた場合、所得税の軽減をするのが医療費控除ですが、介護保険にも医療控除が適用される場合があります。
- 介護保険施設とは
- 主に高齢者が入所している施設を介護保険施設といいます。
- 介護保険関連のサイト・ワムネット
- 保険・医療・福祉の情報が豊富なワムネットという独立行政法人・福祉医療機構のウェブサイトがあります。
- 介護保険の抱える問題
- 介護保険は税金と保険料から成り立っていますが、保険料の負担増、支払が困難になる人が出てくるのは目に見えています。
- 民間の介護保険
- 公的なものは認定度により受けられる限度金額が決まっていて、1割の自己負担もその認定外だとすべて実費になってしまいます。 それを考えると、公的なものだけではなく、民間のものも利用した方が得策でしょう。